「天気雨」という曲があります。
私の好きな曲でもあります。
女性の視点で男性への恋心をかわいく表現した詞。
メロディもアレンジも気に入っています。
ですが、複雑な思いを感じる曲でもあるのです。
学生時代、恋の始まりを予感します。
ちょっとだけワクワク。
心の中は真っ青な晴天・・・のはずです。
私の場合は、そこに雨が降るのです。
晴れているところに水をさすような雨。
「いかがですか?」
とノックをしてもらえた私は幸運な男なのでしょう。
でも、ドアを大きく開ける気にはなれませんでした。
きっとうまくいかないだろう。
彼女の望むような振舞いはできないに違いない。
パラパラと心の中に雨が降り始めるのです。
徐々に晴天が曇天に。
そして、本格的な雨になり恋の予感は流れてしまいました。
♪ まるで私の恋を 注意深くかわすように ♪
ではなく、徐々に身を引いてしまう私でした。
♪ 夏の初めの 通り雨 ♪
恋のはじまりは初夏のイメージ。
そこに通り雨ですめばよかったのですが、そのまま本降りに。
そして、冷たい雨に変わってしまったのでした。
「天気雨」を聴くと、ちょっとだけ感傷的な想いを抱きます。

★ 「天気雨」はアルバム「14番目の月」に収録されています。
このアルバムが発売されたのは1976年11月。なんと50年目です。
今聴いてもまったく色褪せない名盤です。
